2008年7月6日日曜日

磐田1-2鹿島

かつての黄金カードも色あせて良く見ると5年間も負けていないそうで。
2強と言われた頃、特にナビスコ決勝の2試合と(あの頃は決勝もホーム&アウエイ)チャンピオンシップで4週連続当たった頃がなつかしく思われます。結果は思い出したくない4試合目キーパー洋平君のチョンボで留めを刺された信じられない展開。スタジアムで呆然として立ち上れなかったことを未だにはっきり覚えています。
さてさてこの試合。立ち上がりいきなり新井場の左サイド突破からみせたセンタリング。駒野ともう一人にマークされ抜ききれないと見るや、右足に持ちかえてディフェンダー二人の間をアウトサイドにかけてきれいに抜けていったボールがゴール中央付近の人ごみの中をすり抜けファーで待ち構えた小笠原のもとへ。どかーんと3分で先制という意外な展開となりました。しかし鹿島の調子が良いわけではなく、相手ボールへの寄りが甘く、囲い込んでボールを取り返すような絶好調時のすばらしかったプレスは未だに戻っていません。二人で追い込んでも簡単にすり抜けられて逆に振られると今度は人数的に不利になるためたちまちピンチを迎えます。鹿島側の運動量の問題と磐田側の個人能力の高さから押し込まれる展開が続きました。時折みせるカウンターで左サイドから本山がドリブル突破新井場をおとりに中央に回ってシュートという場面が2度ほどありました。一度目はうまくいかなかったのですが、2度目は、猛然と駆け上がった新井場につられた駒野のマークがずれ、中央にぽっかり穴が開きました。テレビを見ていておもわず『あいた!』と叫んでしまったのですが、その瞬間に見事なゴールが突き刺されて本山の今年初ゴールが生まれました。2点リードの後半でしたが、ダニーロが膝を痛めてベンチ外となった為、野沢→増田、本山→中後と代えていきますがほとんど状態は変わらず、前半の先制ゴールと似たようなゴールを決められ1-2とリードしたまま最後は田代→伊野波と代えて引きこもり残り10分を耐え抜いての勝利でした。

篤人くん側の攻撃がいまいちでした。もっと奥までえぐってから中へ入れるか、もっと早めに放り込むかどちらかにしないと中途半端な位置(タイミング)からの放り込みは、マルキの動き出しと合わずにオフサイドが多かったです。
一度青木とのパス交換から青木がゴールライン際まで侵入しマイナスの速いクロスがゴール前を横切った時は誰も触れられず抜けてしまいましたが、すばらしい攻撃でした。あれを何回も繰り返さなければいけません。

田代は、先制ゴールでニアサイドでうまくつぶれ役を演じました。ボールが入ることがすくなかったせいかミスは目立ちませんでした。また振り向きざまに強引なシュートもみせましたが、枠からはるかはずれて惜しい場面がほとんどありませんでした。ちょっと重症かもしれませんね。どんな形でもいいからゴールが欲しいですね。

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