2008年6月10日火曜日

EURO2008 オランダ対イタリア戦

Uchan優勝予想中のオランダの登場で、Wowow生観戦です。
今回のEUROの観戦は5試合目(この試合に備えて仮眠したのでこの前のフランス戦だけまだ見ていません)。
いやーすごい試合でした。イングランドのスタジアムのような観客席がすぐそばにある素晴らしいスタジアムで、オレンジとブルーが区分けされずに混ざった状態でしたが、圧倒的にオレ ンジが多く、なぜか日本のような太鼓の応援がオランダ側から聞こえたのは興ざめでしたがすぐに鳴り止みすばらしい雰囲気でした。
 両チームともコンパクトなラインを保つため狭いところにごちゃごちゃと人がいて自由にボールを持つことができません。
この試合のすごいところは、そんな密着戦の中でロングボールがほとんど無くて、高速のグラウンダーパスーピタッとトラップーでもすぐにマーク−とお互いになかなかチャンスが無い中イタリアのマークが激しく最初の15分くらいはオランダは守勢一方でした。そんな中オランダが配置を変えつつ挽回を始めた時、フリーキックからチャンスが生まれました。はねかえされたこぼれ球を左側のペナルティエリア外からスナイデルが、ファー側にすばらしいシュートをしました。外側にはずれていたのですが、そこにいたのは、やっぱりファンニステルローイでちょこっとコースを変えてゴールです。
イタリアのバックはラインを上げていたため、一人取り残されてオフサイドだーと思ったのですが、なんとフリーキックに合わせて飛び込んだオランダFWといっしょにゴールライン外にはじき出されたDFが倒れていたのでオフサイドの判定は無し。イタリアは猛抗議をしますが、流れの中で外側に出ていたわけなので認められずゴールになりました。
 イタリアも何とか攻め込みますが決定機を作れない中、イタリアのコーナーキックのこぼれ球から素晴らしいカウンターで2点目が入ります。左に抜け出したファンデルファールから右サイド奥のカイトにロングボールが入ります。これをヘディングで中に返したところ走りこんできたスナイデルが飛び出したブッフォンのニアを抜くダイレクトボレーでゴール。マークしていたのがFWのディナターレだったのでマークしきれず、すばらしいダイナミックなゴールが決まりました。やはりカンナバーロがいないイタリアはDFラインが崩壊。後半イタリアはチャンスを作りますが、なかなかオンターゲットのシュートがでず決定的なシューとを外してしまいます。ピルロのフリーキックもファン・デル・サールがファインセーブで点が入らず。するとまたもやカウンターを食らって波状攻撃の中右サイドからのセンタリングをファンブロンクフォルストにヘディングゴールされて万事休す。
ガッツーゾやザンブロッタも激しいマークを見せて肉弾戦はすごかったのですが、ほとんどイエローカードも出ずに流したレフェリングも見ごたえがありました。どこぞのJリーグのレフェリーだと10枚くらい出てもおかしくない感じで、激しいプレ-と汚いプレーがちゃんと区別されていることが素晴らしかったです。
 初めの15分間を見ていたら圧倒的にイタリア優勢だったためこんなに大差のゲームになるとは想像できませんでしたが、今大会でもベスト3に入るかもしれない素晴らしいゲームだったことは、間違いありませんでした。

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